【コラム】宝くじ購入は無駄かどうか?

お役立ち

宝くじを買う意味は何でしょうか?

確率からみた宝くじの価値とか考えると、宝くじで夢を買うというのは、本当に役立つのでしょうか?

宝くじを買うのは無駄だという視点だけじゃなく、非合理で確率からすると無駄に見えるものの中にある「楽しみ」などにも触れてみたいと思います。

タカラッコ先生
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無駄と言われるのはかなしいです…

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宝くじが無駄だといわれる理由

宝くじが無駄だと言われている理由として、圧倒的に多く挙げられるのは「当選確率の低さ」だといえるでしょう。

 ジャンボ宝くじの当選確率は「1000万分の1」だということを知っておられる方も多いと思います。

あるコラムで興味深い比喩が紹介されていました。

たとえば、東京ドームの収容人数を4万5000人として考えます。その東京ドームを約222個分も用意して、その中に4万5000人ずつひしめき合わせて集めると、約1000万人になります。

つまりジャンボ宝くじで当選するということは、その1000万人の中から1人選ばれるのと同じ確率ということ。

交通事故にあう確率よりも低いというので、当たるかどうかの現実を考えると、躊躇してしまうのも頷けます。

宝くじの還元率も低い?

宝くじの還元率は約47%くらいと低く、他のギャンブルや投資と比較すると、当たらない場合のリターンは、ほぼ期待できない計算となってしまいます。

たしかに、ギャンブルや投資はマイナスになる場合があることを考えると、遊び程度に宝くじを買うのは、無邪気な程度でいいかもしれません。

それでも、年末ジャンボは1枚300円ですから、それを10枚買って3000円です。300円の商品を、3000円も払ってわざわざ買うと思うと、ちょっと滑稽な感じもします。

買い手にとってはかなり不利ですが、その収益金は基本的には地方自治体が潤い、福祉などに当てられていることを思うと、まんざら無駄ばかりではないのかもしれません。

宝くじ購入者の高齢化も影響している

それと最近は、宝くじを買う人の層が高齢化しているとも言われています。

宝くじの購入者が、60代以上が占める割合が、2004年の25%から2019年では41%に増加しています。

それに対して、30代以下の割合は、2004年の36%から2019年には23%に減少したという調査結果があげられています。

その理由として考えられるのは、現在の35~40歳代の、いわゆる「草食系世代」と呼ばれている人たちや、さらにもっと若い世代の人たちは、1955年頃から1973年頃までの「高度成長期」や、1985年から1991年までの、「バブル期」と呼ばれる時代を全く体感していません。

タカラッコ先生
タカラッコ先生

年代別の購入者層を見ると面白いですね!

 むしろ、彼らには「堅実さ」が身についており、節約しながら、毎日の生活を積み上げていくという資質を、もともと持っていると言われています。

 ある意味、大きな夢を描くということから遠のき、今ある現実と向き合う現実主義な面が多いので、確実さといえばいいのですが、現実離れするほどの大きな夢が描けないという点では、ある意味可哀そうな世代なのかもしれませんね。

 若い世代の慎重な彼らは、普段の日常で「期待しすぎない」というスタンスを貫いていますから、宝くじで大当たりして高額当選するなどということへの期待感は、実に低いという理由がわかります。

 

宝くじで夢を買うのは無駄なのか?

 「宝くじは夢を買っているのだ」という人がいますね。

でもある人は、努力も何もしないで夢を叶えるなんて、「棚からぼた餅を待つ」というのと同じだという人もいます。

それは夢というものではなくて、「夢想」とか「妄想」の類だというわけです。

そんなことでしか夢を見る方法がないのか?という反感すら感じてしまう方もおられるようです。

宝くじ当選は脳が起こす錯覚?

そんな中、宝くじの売り上げが減少傾向にあっても、依然として人気があるのは、「当たるかもしれない」という非合理な「錯覚」を脳が起こす現象なのだそうです。

確率からみると損になる行為であっても、脳が「当たる」と錯覚するというわけです。

 今なお、宝くじの人気の世代である60代以降の人たちは、「どれだけ金儲けするか」とか「一山当てる」ということが、悪いイメージではなく、むしろ「夢を買う」という印象が強いようです。

 特に年末ジャンボは、一年間の自分へのご褒美のように、毎年買う人が多くおられます。

 へそくりをなんとかやりくりして、宝くじを買い「タンスの奥にしまっておいて発表日にこっそり見る」・・・そんな風に買ってから発表を見るまで、夢が見られるというわけです。

 60代以降の人たちにとっては、きっと毎年年末の一大イベントのようなものなのだと思われます。

そういう夢を発表するまでの期間、ずっといろんな状況を描いて夢をみられるのですから、決して無駄とはいえない部分があるといわれています。

宝くじは夢を買うのと同じ

 宝くじは「期待値がマイアスの取引」と呼ばれており、高額当選した時を除いて、当たる確率と、当たった時に貰える金額を掛け合わせると、買った金額より小さいものです。

 宝くじを買うということは、そうした期待値を考えればマイナスですが、夢を買うと考えれば、合理的ともいえる行為とも言えそうです。

興味深いことに、宝くじを買うという行為には、「非合理的な錯覚」によって買っているという面と、「夢を買うと言う合理性」という両方の面があると考えられています。

確率などを考えるとマイナスで非合理ともいえるのですが、人は経済的な合理性だけを求めて生きるのが、人生の目的ではないという点に照らし合わせると、宝くじを買うということは、まんざら無駄ばかりではないということが理解できます。

タカラッコ先生
タカラッコ先生

宝くじは夢を買うのと同じ…深いですね

宝くじは人生を楽しむために必要な要素

人は冷静に当たる確率のみを考えるなら、マイナスでしかないわけで、その面からみると、いたって無駄としか言えないのですが、人生という側面からみると、人生は金のためだけにあるわけではないことも十分わかってきます。

人生において楽しい、うれしいと思えることをするのは、そういう面では十分に合理的であると言えるからです。

 「当たれ」と期待するのが楽しいのであれば、宝くじを買うのは、決して無駄で非合理的であるとはいえなくなるということなのです。

当選発表までの間に、「当たったら何に使おうか」「家を建てよう、車を買おう、美味しいものを食べに行こう、温泉旅行にも出かけよう」などと考えるのは楽しいに違いないです。

そうした夢を持てるのは素晴らしいことです。

タカラッコ先生
タカラッコ先生

夢を持つのは素晴らしいことですよ!

他人からみると単なる妄想に過ぎないわけですが、「当たるかもしれない」という脳の錯覚によって夢を持てるのですから、他人に迷惑をかけているわけでなく、本人が幸せで嬉しければ、何も問題はないはずです。

 強欲が募り他人に危害を及ぼして強盗殺人などを犯すことを考えれば、宝くじが当たる夢を持つくらいは、本当に無邪気で可愛いものではないかと思います。

わずか数百円の宝くじで、何日も夢を持ち続けられると考えると、無駄とはいえず、購入は決して非合理とはいえないことになってきます。

実際本当に高額当選した人もいるが…

そんな場合、かえって怖く、何等かの事業を起こして失敗し、高額当選金より多額の借金を抱えてしまったという実例も数多く寄せられています。

高額当選者には、本当に強い精神を持っている人でないと、お金に溺れるような結果となり、無駄というレベルをはるかに超えた残念な結末となるので注意を要します。

宝くじで「夢を買う」のは、非合理な面もあり無駄に思えるのですが、人生の楽しみという点からみると合理的ともいえる側面をもっているものなのでしょう。

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